Google翻訳の進化がすごい | 翻訳者を追い越すのは時間の問題!?

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人工知能のめざましい発展

このところ、家電に人工知能が搭載されたとか、自動車の自動運転技術が搭載されたとか、よくニュースでやってます。

科学が発展するのは個人的におおいにウェルカムなんだけど、このまま進歩していったらどうなるんだろうって気になってる人も多いはず

もしこのまま進歩が続くと、ある時点でコンピューターの能力がついに人類の知能を超える日が来るんだそうです。

人工知能、今でも十分に優秀だけど、それが自分よりもっと優れた人工知能を開発し、それがさらに優れたものを開発し、、、と加速度的に発展していくそうです。

今の計算だと、それがやってくるのは2045年。。。この時点はシンギュラリティと呼ばれ、人類に居場所がなくなってしまう可能性も秘めていますよね。

ちょうど “ターミネーター” の映画で、マシンの自我に芽生えて、人類を滅ぼそうとしたなんてことにはならないといいんですけれど。

人間ももちろんその辺の対策は打つだろうから、めったなことではそんなこと起こらないとは思います。

まあ、とにかく今、その進歩の勢いは破竹の勢いで猪突猛進的に進んでいるということです。

Google翻訳の仕組みが根本から変わった

では、ここからいよいよ本題。

人工知能の進化がものすごい勢いを見せている中で、それを利用してGoogle翻訳の精度も「まったく」と言えるほど別物になりました。

個人的な印象としては、15年ぶりの同窓会で、「あれ?あの男子に囲まれているべっぴんさんは、当時クラスのはしっこで小説を読んでいたA子さん!?」的に、がらりと変化したのです。

ではいったいGoogle翻訳に何が起こったのか。

答えは2016年11月に行われた抜本的な仕組みの変化にありました。

従来の仕組み

これまでの手法では、文章を単語レベルに小さく分けていき、各単語を翻訳先の言語に置き換えて、それを組み合わせて訳文を作っていました。

それで、完成する文章は人間にははるかに及ばないものだったわけです。

新しい仕組み

新しく使用されるようになった仕組みは「ニューラルネットを活用した機械学習」を活用するようになりました。

単語レベルでなく、文章単位で翻訳するので、人間が作るような、ナチュラルな翻訳ができるようになりました。

仕組み自体はかなり前からできていたものだそうですけど、アルゴリズムの見直しなどにより、膨大な計算を瞬時に行えるようになり、今実用化されるに至りました。

新米翻訳者よりも格上

んなこたなかばい!って思う人多いと思います。

機械は機械だもん、人間の方が上でしょって。

ではちょっと実験してみましょう。

次の文を訳してみてもらえますか?

内容はメディカルの治験関連の文書でよく出てくるような文です。

The investigator considered the event to be serious and related to the study drug.

ここでのポイントは4つ。

1 – 構文を正しくとらえられているか

2 – investigatorという専門用語を正しく訳せているか

3 – seriousという専門用語を正しく訳せているか

4 – study drugという専門用語を正しく訳せているか

ではでは、Google翻訳に訳してもらいましょう。

Google様の訳文:

治験責任医師は、この事象が深刻であり、治験薬に関連していると考えた。

まず1点目:構文は合格です。

2点目:investigatorを正しく「治験責任医師」と訳している。正解!

リーダーズなんかを見ても、「調査者、捜査者、研究者」なんて書いてあるけど、治験責任医師は出てきてないんですよ。

3点目:seriousを「深刻」と訳しているが、正しくは「重篤」。残念ながら不正解。

4点目:study drugを「治験薬」と訳している。正解!

みなさんは正しく訳せましたか?

ちなみに僕がメディカル翻訳を勉強し始めた当初、翻訳会社のトライアルで investigator を「研究者」と訳してトライアル不合格になったものでした。

あ、誤解のないようにいっておくと、医学論文を訳すときには「研究者」で正解です。

Google翻訳でも、related to… あたりまで入力した段階では「研究者」と表示されているのに、

 

study drug. と入れた瞬間、「治験責任医師」に変わるんですよ。

あ、これは治験なのね!と分野を正しく識別する力があるというのが驚きです。

初学者の場合には、Google翻訳の足元にも及ばないということがお分かりいただけましたか?

ニューラルネットを活用した機械翻訳は生まれたばかり

Google翻訳、今でさえ実用段階に来ていると思います。

でも開発者によると、まだ産声をあげた段階で、これからどんどんと精度は高まっていきます

それは、一日の処理量がものすごい量だからです。

Moraviaという翻訳会社によると、、、

Google翻訳だけを見ても一日に1400億語が翻訳されており、これは世界中の翻訳者が一年がかりで翻訳する単語数に匹敵します。

、、とあります。情報をスポンジのごとく吸収する、まるで翻訳界のダイソンと言わざるを得ないレベルです。

今後、ますます進歩は止まりません。

まとめ

人工知能の進歩に伴い、機械翻訳もすごい進歩をしていることがわかりました。

今ですら、新米翻訳者はGoogle翻訳にかないっこありません。

では、翻訳者の将来性はどうなのでしょうか? ここ重要です。

それにこれから翻訳者を志すことは絶対に無理なのでしょうか?

誤解しないでほしいのは、僕はこの流れに反対しているわけではありません。

個人的には、Google翻訳の進歩は歓迎しています。

その理由については、また別の投稿で考えたいと思います。

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